ミカ×ミカ!


ミカ×ミカ! (文春文庫)

ミカ×ミカ! (文春文庫)



「ミカ!」の続編です。
双子のきょうだい、ユウスケとミカが中学生に成長しています。
この年代の少年少女マニアとしては、小学生編よりこっちを推します。
特にミカの変貌ぶりは驚異的。男の子のようだったのに、恋をしてから急にしおらしくなったり。でもやっぱり男の子っぽさも気質としては残っていたりします。
ミカ、かわいい。
というか、健全だなー。病んでいません。

この心地よさは、むかしケストナーの『エーミールと探偵たち』、および続編の『エーミールと三人のふたご』を読んだときに感じたのと似ています。
主人公エーミールのいとこ、ポニーちゃんというのがこれまたかわいい娘で、『探偵たち』では男の子たちに混ざって一緒に遊んでいるんですが、『三人のふたご』になると、すっかり気取った娘になっていて、

「男なんかと遊んでらんないわっバッカみたい」

みたいなこと平気で言って皆から嫌われているんです。これってファンとしては失望どころか萌え(?)ポイントで、たぶんポニーちゃんが16歳くらいになったらまた大人になって男の子とも普通に話せるように戻っていくんだろうなと思わせるのです。
とりあえずケストナー作品に登場する女の子はほんと皆かわいいです。たぶん私が最も萌えているかもしれません。


エーミールと探偵たち (岩波少年文庫 (018))

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エーミールと三人のふたご (岩波少年文庫)

エーミールと三人のふたご (岩波少年文庫)