バッテリー


バッテリー (角川文庫)

バッテリー (角川文庫)


バッテリー (2) (角川文庫)

バッテリー (2) (角川文庫)


バッテリー 3 (角川文庫)

バッテリー 3 (角川文庫)


映画化もしている(公開はこれからでしたか……?)あさのあつこの野球小説。
野球といっても、野球のシーンはむしろ少なく、主人公の中学生、巧の才能と自惚れと自信と苛立ち、野球部の顧問・先輩への反発などがメインに置かれています。
ピッチャーである巧は絶対的な自信があって、ただ野球がしたいだけで、チームプレイだとか仲間集団とか学校の部活の規則なんていうくだらないものにしばられたくないのだけれど、そうは問屋が卸さない。

私も学校っていうものには大概いらいらしていたけど、巧の学校へのいらいら度マックスですわ。

いやまあ、ご他聞に漏れずおもしろいんですよこれがまた。児童文学なのか、これ? このなかにあるのは夢とか希望とかじゃなくて現実だ。

それにしても、巧の弟の青波が、かわいすぎる……。なんだこの子は!萌え殺す気かよ!兄にぜんぜん似てないし!天使か?えええ?

兄弟っていいなあ。
(それが締めか……)