水銀灯が消えるまで/東直子

水銀灯が消えるまで (集英社文庫)

水銀灯が消えるまで (集英社文庫)

歌人による小説。『NHK短歌』という番組が好きでよく見ているのですが、選者をしている東さんを見ているうちに
小説を読んでみたくなって手に取りました。
行く場所を失った人たちがさまよい歩いている、つかみどころのない連作です。一時の居場所である遊園地も閉園してしまって、いったい彼らはどこにいくのだろうか。

この表紙、酒井駒子さんで思い出したのですが、朝日新聞の『七夜物語』がいよいよ佳境ですねー。もう仄田くんに萌えすぎて窒息しそうな作品ですがはやく単行本になって夜にじっくりページをめくり読みたいです。本当に面白かった……(ってまだ終わってないよ!!) 
作者の川上弘美さん、最近俳句の作品集を出したそうで、ぜひ読みたい。俳句や短歌の世界に通じるものがあると勝手に思っていました。

なんだかまた短歌をよみたくなってきましたよ。