マチルダはちいさな大天才/ロアルド・ダール

マチルダはちいさな大天才

マチルダはちいさな大天才

少女マチルダは天才なのに、親は興味を示さず、「かさぶた」くらいにしか思っていない。
けれど、ある一人の女性教師だけは、マチルダの理解者になり……という話。

これの前に読んだ某・小説がとても面白くなかったので(なにかは書きませんが……)落差が激しすぎたのか、めちゃくちゃ面白かったであります。いや落差とか関係ないから。
ロアルド・ダールはすごいです。私が子どもの頃に読んでいたら、間違いなくこの本は私を救ってくれたと思う。大人の私でも救われた。
まだまだ未読の作家がいくらでもいることに唖然とします。くらくら眩暈がしてくる。
新しい小説は読まなくてもいくらでも過去にすばらしい名作があるよね。新しいものを読む時間があったら、ほぼ面白いはずの名作だけを読めば良いかもしれない、なんて思うけど、そういうわけにもいかない。現在、いま生きているこの今、書かれているものも、やっぱり読みたい……(あれっ?というものも多いけど……)。

だからこそ、新しいものを書くのは難しいのだけど。むむむ。