カラマーゾフの兄弟/ドフトエフスキー

カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)

カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)

カラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫)

カラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫)

カラマーゾフの兄弟〈下〉 (新潮文庫)

カラマーゾフの兄弟〈下〉 (新潮文庫)

読了!面白かったあああ!
秋の読書にめっちゃおすすめです!全私がおすすめしている!

十年くらい前から読もう読もうと思って、私の心の中の読もうリストに常にタイトルが上がっていた本作品ですが、
あたためてきた甲斐がありました。いや特に温めた意味は無い。

有名すぎる作品ですが意外にもストーリーを全く知らずに読んだのでとても楽しめました。はっきり言って上巻ではほとんどなにもストーリーが進まないんですが、中・下と急坂を転げるように面白くなっていくのでぜひぜひ……。
情緒不安定こと次男のイワンの言動が危うくて常に心配していました……。あと三男のアリョーシャはこのカラマーゾフ一族にとつぜん舞い降りてきた良心、天使です。

こんなに素敵なラストシーンがあるだろうか……というくらい素敵でした。しみじみ。

長編小説は素晴らしい。感無量、読書充でありました。それにしてもいきなり寒いですね。ロシアの冬に思いを馳せる、そんな秋の夜でした。