桜の森の満開の下


桜の森の満開の下 (講談社文芸文庫)

桜の森の満開の下 (講談社文芸文庫)


お花見をしたら読みたくなったので久しぶりに読み返しました。
この季節はついつい頁を開いてしまう作品です。


こんな怖い話だったっけか、と思いました。
初めて読んだときは美しさのほうを強く感じたのですが。


桜は力がある花ですね。それはただただ絶景なばかりではなく満開の桜の森の下にはひとときもじっとしていられないほどに怖いのです。怖いからこそ美しいのだけれど。

美しさとおそろしさはこうして同居しているのでしょう。