セーラぁぁ!


小公女 (新潮文庫)

小公女 (新潮文庫)


読み終わりました。久しぶりにバーネットの作品読んだけど面白いですねー。主人公の女の子のキャラクターが、いっつもちょっと性格悪いというか、勝気というか、なところが良いです。(『秘密の花園』のメアリー大好きです)いじめに屈しない! 先生のイヤミにめげない! その精神みならいたいです。
小公女セーラのアニメ版では、超健気で純粋なキャラでしたが、あれは日本にあわせてアレンジしてあるみたいですよ。どっちも好きだけど!

大富豪だったのに一夜にして大貧民になってしまうセーラですが、けっして人を憎んだり、非行に走ったりせず、せっせと働きます。その「公女のような」精神は失われることがありません。じっさいにセーラのような立場になっちゃったら、精神あれすさぶと思うけど。最近「品格」とかよくいわれてますが、セーラこそ女性の品格をそなえてるよ! 身なりが貧しくても、心は清らかなのです。