緑川ゆき
すごい! 大好きな漫画家の緑川ゆき先生が本家のお題になっています。
出会いはLaLa本誌に掲載されていた短編、「夏にはため息をつく」でした。
かなり気に入って、LaLaから切り取って保管したくらいなんですが、この作品いまだにコミックス未収録……(作者が作風に迷っていた頃の作品なのでお蔵入り?らしいです)
その後、「あかく咲く声」を読み、どっぷりファンになりました。
当時すでに高校生で少女マンガほとんど読まなくなっていた(むしろ24年組とかの名作ばかり読み、新しいのには興味なかった……)頃でしたが緑川先生だけは別!!
モノクロ漫画なのに、作中の花に紅い色がついて見えるような気がする!のです。
それほど表現力豊かなのです。
小説を読むには想像力が必要ですが、緑川さんの作品もそれに似ているような感じで、絵がついているけれど語っていない部分を想像でおぎなったり、あとは絵やコマを見ていると、そこに描かれているものの内にとどまらず、思考が外に向かっていく感じがする。広がりがあるのです。わかりにくいですね。
まあ読んでいただくのが一番わかりやすいと思いますが……。
- 作者: 緑川ゆき
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2003/07/05
- メディア: コミック
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短編では一番かと思われる「蛍火の社へ」
夏の話ですが、合間に挿入される冬のシーンが秀逸です!!
妖怪ものはよいですね。