世界音痴/穂村弘 もうおうちへかえりましょう/穂村弘
- 作者: 穂村弘
- 出版社/メーカー: 小学館
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歌人でエッセイストの穂村弘さんの、エッセイ第一弾と第二弾の文庫をもそもそ買ってきて、再読しています。
これは私が大学生のころに読んで衝撃を受けて、すっかりほむほむのトリコに……。もう彼と結婚したような気分になり(まて)、慈愛の心で愛読していました。短歌を詠んだり短歌教室にいってみたり……『NHK短歌』を見たり……(今もよく見る……)
ああ、なにもかもみな懐かしい。
ほむほむって今、ほむらひろしのことじゃないらしいよ。マジでー!?
でも元祖ほむほむはほむらひろしなんだよ!絶対!
そんなふうにきらきらと輝くようなすばらしいエッセイだったんですが、ピー年経過して今になって読んでみても
やっぱり面白くて夢中になって穂村さんと結婚したくなります。無理なので、じゃあ、じゃあ、手紙魔まみ(ほむほむが作ったキャラクター?)と結婚することにしよう。まだ手紙書いてんのかな。
穂村さんの時代でいうところの、トラウマになるほど素敵だった村上春樹。分かる気がするけど、本当のところはわからない。生きてきた時代が違うから。
私の時代でいうところの、トラウマになるほど素敵な人って、穂村弘その人なんじゃあるまいか。
とか思ったけど、どうなんだろう……。
時に素敵すぎて影響されすぎて、幸せなんだけど苦しくなったり、トラウマを抱えたりします。厄介なことです。
私の生きてきた時代は、同世代みんなが我を忘れて夢中になっていたような共通項がなかなか無いからなあ。