13ヶ月と13日週と13日と満月の夜/アレックス・シアラー

13ヵ月と13週と13日と満月の夜

13ヵ月と13週と13日と満月の夜

今さらかよっ!!!と百万人くらいから突っ込まれそうな、けっこう前に話題になった本を今さら読んだよ!
今、昔の話題の本を色々読んでみようシリーズを自分の中で運行中です。このシリーズはすぐに終わる可能性があります。
とんでもないことに巻き込まれてしまうカーリーのお話。この話は、ネタバレ一切なしで読む方が楽しいと思うので、なにも書かないことにします。

とはいえ、アイデア自体は目新しいというわけでもないし、先の展開はほぼぜんぶ読めるんですが、それなのにこんなになぜ人の心を打つのでしょうか……
最後のほうは、お約束の展開なわけですが、涙なくしては読めませんでした。(まあ、泣ける話だから評価が上がるってわけではないので、そこはどっちでもいいんですが)
誰もが年を取る、子どものまま若いままでは居られない、誰もがいつか死を迎えることを、みんな知りながらもふだん目をそむけている。特定の悩みを持つ人にだけ訴えかけるわけではなく、すべての人の心を波立たせる普遍的な物語のように思いました。


あとアレックス・シアラーの作品でお気に入りはこちらです。

魔法があるなら

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