眠る盃/向田邦子

眠る盃 (講談社文庫)

眠る盃 (講談社文庫)

今日は向田さんの命日、それも30回忌ということでテレビなどでも特集があり、観ていました。
向田さんにはまって敬愛するようになって5年くらい?なので日が浅いペーペーな私ですが、なんて惜しい方を亡くしたんだと思います。脂がのってきて、これからまさに名作が生まれるところだったのに! 生まれるはずだった名作はもう読むことができないと思うと、無情を感じるのであります。
とか語ってますが、向田さんが亡くなった時、まだ私、生まれていなかった……のであった。

なんということだ。向田さんと同じ時代に生きたことがないのか……

それでも昭和の匂い、あの頃の確かな時代というものを、彼女のエッセイや小説、ドラマ作品から手に取るように感じることができます。これは本当にすごいことです。ドラマの脚本も小説も面白すぎて衝撃を受けて、頭かかえてゴロンゴロンしたくなるくらいなんですが、一番好きなのはエッセイかなぁ。

残念ながらドラマは、「阿修羅のごとく」しか観たことありません。レンタル屋さんに唯一置いてあるタイトル……。
ううー、全部見たいよぉー。テレビ局はテープ持ってるだろうから、向田作品全部再放送してくれよ……!!!
しかし唯一観た「阿修羅のごとく」、これがもう面白すぎて、脚本が上手すぎてですね、また頭を抱えてゴロンゴロンですよ。
これはもう是非観てください……としか言いようがないです。